drug overuse headache薬物乱用頭痛

Why my headaches don’t improve even though I’m taking medication

頭痛持ちの人の中には、毎日のように市販の鎮痛薬を飲んでいる方もおられます。
次のようなことはありませんか?

これらは「薬物乱用頭痛」を引き起こしている可能性があります。 薬物乱用頭痛とは薬剤の使用過多による頭痛を指し、頭痛を治すための薬が新たな頭痛を引き起こしていることをいいます。正確には、「月に15日以上頭痛があり、そのために薬を頻回に服用する状態が3カ月以上続いたときに起こることがある頭痛」(「慢性頭痛の診療ガイドライン市民版」より引用)を指します。

職場や家庭、学校に迷惑をかけないよう頑張ろうと頭痛薬を飲むことがきっかけで頭痛がひどくなるとはなんとも残念な状態ですが、薬物乱用頭痛は、頭痛でお悩みの方に多くみられる病状です。実際に、大阪府堺市にある当院(ばば脳神経外科)に頭痛が原因で来院される患者さんの中にも「毎日頭痛薬を飲んでいるが余計に頭痛がひどくなっている気がする」と相談をされる方が多くいらっしゃいます。

Treatment

医師による適切な情報提供

薬物乱用頭痛の治療法としては第一に、「今の頭痛は薬によって引き起こされている」という事実を理解することが大切です。そして、薬の飲みすぎを避けることが重要です。

実際に、当院の診察を受けられ、薬物乱用頭痛と診断された多くの患者さんが、医師による適切な情報提供と指導のみで頭痛が軽減しています。薬をすぐに中止することが望ましいですが、状況によっては徐々に減らす方法を取ることもあります。

もともと頭痛があるために薬を飲んでいたわけですから、薬をやめると、もとからあった頭痛が起こることがあります。こうした薬物中止後に起こる頭痛に対しては、片頭痛や群発頭痛に効果のあるトリプタン系薬剤などを処方し、脳の血管を収縮させたり血管拡張に関わる物質の放出を抑制したりすることで対処しています。

To prevent recurrence after treatment

頭痛ダイアリー

薬物乱用頭痛の約70%は適切な治療により改善するとされていますが、残りの約30%は治療後も再発するとされています。特に、これまで片頭痛に罹っていた期間が長い方、飲んでいた薬の使用頻度が高く月に30回以上あった方、喫煙や飲酒の習慣のある方などは再発率が高いといわれています。  

再発は1年以内に起こることが多いので、薬の中止から1年間はしっかり経過観察することが重要です。

正しく管理を行うために頭痛ダイアリーをつけるなど、目に見える形で薬の使用を管理することが大切です。

頭痛ダイアリーとは?

大阪府堺市 ばば脳神経外科の頭痛専門サイト

住所 〒599-8114 大阪府堺市東区日置荘西町4-35-10
メディカルスクエア初芝駅前
電話番号 0722-89-9758
駐車場 50台完備
最寄り駅 南海高野線初芝駅すぐ(南側ロータリー前)
  診療時間
救急科 09:00~17:00
17:00~19:00
脳神経外科 09:00~12:00
16:00~19:00
画像診断科 09:00~12:00
  • ※上記時間は変動する可能性がございます
  • ※土日祝は17時までの診療時間となります
  • ※祝日は脳神経外科外来はお休みとなり、救急診療のみ9時から17時まで行います
  • ※休診日:元旦のみお休みさせて下さい